「ヒューマンライブラリー」参加者募集《終了しました》
公開日:2019年6月7日
障害のある人がどのような思いを抱えているか、
その声に耳を傾けたことはありますか?
自分に障害が分かったときの気持ち、自分を支えてくれたもの、周囲に伝えたいこと。
「NHK障害福祉賞」の受賞者が、みなさんに直接語ります。
人生という“本”との対話を通して、あなたの世界を広げてみませんか?
【ヒューマンライブラリー】
障害のある人やマイノリティなどの人を貴重な物語がつまった“本”に見立てて、参加者が“読む”(対話する)、2000年にデンマークではじまり世界各地で開催されている催し。対話を通して偏見を減らし、相互理解を深めることを目的としている。
【NHK障害福祉賞】
障害福祉の理解啓発のため、障害のある人や支える人から体験作文を募集し、入選作品を紹介するもの。1966年の創設以来毎年実施しており、今年度で54回を迎える。現在、作品を募集中(詳細はこちら)。
参加はどなたでも可能ですが、事前のお申し込みが必要です。希望される方は下記の要領でお申し込みください。
※事前申込の受付は終了しました。参加ご希望の方は直接ご来場ください。
ただし、希望の“本”をお選びいただけない場合があります。ご了承ください。
日時
2019年7月27日(土曜日)
受付開始:午後1時15分 開始:午後1時30分 終了:午後4時30分(予定)
会場
Hikarieカンファレンス(渋谷ヒカリエ11階、渋谷区渋谷2-21-1)
東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線・副都心線 15番出口より直結
JR線、東京メトロ銀座線、京王井の頭線 2階連絡通路で直結
地図と交通案内はこちら。別ウインドウが開きます。
“本(語り手)”のみなさん
当事者から支援者へ 広がった私の世界 江上 幸(えがみ さち)さん
統合失調症と診断されて閉じこもっていた頃、当事者によるインターネットラジオに出合いました。リスナーから運営スタッフへ。アルバイトをしたり自助グループを立ち上げて活動したり、この20年で自分の世界は大きく広がりました。今は支える側としての活動に奔走しています。
※第45回(2010年度)佳作受賞。受賞作品はこちら。
頼ることを知り、生きやすさを得る 萱森 恵(かやもり めぐみ)さん
幼い子どもを抱えて離婚し、先行きの不安と母子生活支援施設での人間関係などによりうつ病を発症。仕事に就けず頼る人もいない自分を救ってくれたのは障害者手帳でした。生活基盤が安定し精神的な安心が得られたことで母子関係も落ち着き、今は自分にできることを探しながら生きています。
※第50回(2015年度)優秀受賞。受賞作品はこちら。
ことばを取り戻した私 郡司真弓(ぐんじ まゆみ)さん
脳梗塞で高次脳機能障害となり、失語症・コミュニケーションの困難を抱えました。自分を知ってもらうには言葉で伝えなければならず大変ですが、伝わると自信につながります。リハビリ、就職、話を伝えるコツ、ゆっくりだけど聞いてください。
※第51回(2016年度)佳作受賞。受賞作品はこちら。
はきだすものを言葉に変えて 竹口 和香(たけぐち わか)さん
高校生のときに摂食障害を発症。毎日食べて吐いて泣いていた自分を支えてくれたのは、「生きていてくれてありがとう」という家族や周囲の思いでした。当時の思い、回復に向かうきっかけ、自分の考え方の変化について話します。
※第53回(2018年度)優秀受賞。受賞作品はこちら。
はたらきにときめきを 西村 祐亮(にしむら ゆうすけ)さん
35歳の時に発達障害と診断された後、「働き続けること」を目指して障害者枠で再就職。「発達障害」という言葉を知っている人は増えたものの、働き続けていくためには「もっと自分を知ってもらうこと」が大事だと感じています。自分の体験を紹介しながら、働く人と励まし合えたらと思います。
※第53回(2018年度)佳作受賞。受賞作品はこちら。
ゆっくり進む 野上 奈津(のがみ なつ)さん
障害のある夫や自分と同じ筋ジストロフィーをもつ仲間と出会い、障害のせいにしない生き方をしようと決意して生きてきました。歩行が難しくなったり、別の病気が見つかったりと、先の不安を強く感じるようになった今、自分にできるのは体験や思いを残すこと。一期一会を大事にしたいです。
※第42回(2007年度)佳作受賞。受賞作品はこちら。
進行
荻上 チキ(評論家/NHKEテレ「ハートネットTV」コメンテーター)