第52回「NHK障害福祉賞」の入選作品が決まりました!
公開日:2017年11月1日
障害のある人自身の貴重な体験記録や、障害児・者の教育や福祉の分野でのすぐれた実践記録などに対して贈る「NHK障害福祉賞」は、昭和41年度創設以来、今年で52回目を迎えました。
今回は435編の応募があり、以下の通り11の入選作品が決定しました。
※作品の著作権は当事業団に帰属します。作品の使用を希望される場合は当事業団にお問合せください。
最優秀
「ことばを取り戻す」[PDF版][HTML版]
(横井 秀明、34歳、愛知県在住、吃音、第1部門)
吃音は幼少時は大らかに受け止められていたが、小学生になるとからかわれるようになり、孤立を深めていく。大学で障害のある友人に出会い、障害は恐怖や不安の対象ではなく課題であると学ぶ。就職先でセミナー講師を経験したのを機に「やればできる」という自信を深め、その後やりたかった言語聴覚士の道へと進む。
優秀(第1部門)
「今日も新しい人生が始まる…高次脳機能障害からの再起」[PDF版][HTML版]
(田端 浩一、36歳、福岡県在住、高次脳機能障害・複視・肢体不自由)
「雲外蒼天」[PDF版][HTML版]
(姫野 一陽、19歳、広島県在住、顔面裂・口唇口蓋裂・水頭症・頭皮欠損・白内障)
優秀(第2部門)
「私の話を聞いてください-うつ病の親を持つ子どもより-」[PDF版][HTML版]
(菅野 春華、21歳、岩手県在住、父がうつ病)
「『おぼろの月』~ ゆうさんと一緒に歌を作る」[PDF版][HTML版]
(高木 久美子、58歳、愛知県在住、友人が筋委縮性側索硬化症)
佳作
「私の名前」[PDF版][HTML版]
(牛若 孝治、46歳、京都府在住、性同一性障害(トランスジェンダー)・視覚障害、第1部門)
「白杖片手に歩んだ人生」[PDF版][HTML版]
(片寄 健司、68歳、奈良県在住、視覚障害、第1部門)
「障害と視線、個性と夢」[PDF版][HTML版]
(佐々木 杏夏、14歳、愛知県在住、脳性まひ、第1部門)
「知るということは強みになる」[PDF版][HTML版]
(矢野 三代子、38歳、愛媛県在住、遠位型ミオパチー、第1部門)
「本当のあなた」[PDF版][HTML版]
(田島 尚、36歳、京都府在住、妻が発達障害・解離性同一性障害、第2部門)
矢野賞(長年にわたる体験・実践記録を対象に贈る賞)
「補装具といつまでも」[PDF版][HTML版]
(奥津 博士、67歳、北海道在住、小児まひ、第1部門)
入選作品集
入選した作品を収めた入選作品集を発行しています。申込方法は、こちらのページをご覧ください。
選考委員
北岡 賢剛 | (社会福祉法人グロー 理事長) |
鈴木 ひとみ | (人権啓発講師) |
玉井 邦夫 | (大正大学 教授) |
柳田 邦男 | (ノンフィクション作家) |
NHK制作局長 | |
NHK厚生文化事業団理事長 (50音順/敬称略) |