第54回「NHK障害福祉賞」入選作品が決まりました
公開日:2019年10月31日
障害のある人自身の貴重な体験記録や、障害児・者の教育や福祉の分野でのすぐれた実践記録などに対して贈る「NHK障害福祉賞」は、昭和41年度創設以来、今年で54回目を迎えました。
今回は393編の応募があり、以下の通り入選者を決定しました。
最優秀
目指せ、だるま!~私の躁鬱ひきこもり体験記~
(赤岩 真詠、25歳、東京都在住、双極性障害、第1部門)
「無理するな」「ほどほどに」の助言に耳を傾けず、躁と鬱の波を繰り返す。何度も失敗を繰り返すなかで、助言を素直に聞き自分のペースをつかみ、何度転んでも起き上がれる人になりたいと思うようになる。
優秀(第1部門)
「幻聴ですよ、中村さん」
(中村 満、42歳、大阪府在住、統合失調症)
私の西日本豪雨体験記
(山崎 克枝、49歳、岡山県在住、視覚障害)
優秀(第2部門)
うさぎと一緒に
(石川 洋子、34歳、神奈川県在住、娘がアスペルガー症候群)
妻、そしてママを支えて~夫婦足して100~
(小松崎 潤、35歳、埼玉県在住、妻が摂食障害・産後うつ)
佳作
ヴィジュアル系研究者でいこう!-視覚障害者だけど、顕微鏡マスターになりたい-
(島袋 勝弥、42歳、山口県在住、視覚障害、第1部門)
お付き合いのカタチ~いっこと発達障害~
(馬場 郁子、31歳、滋賀県在住、発達障害、第1部門)
私は、幸せです
(山本 まゆみ、41歳、滋賀県在住、知的障害、第1部門)
「うるさい」と言った日
(寺澤 綾菜、28歳、岩手県在住、弟が自閉スペクトラム症、第2部門)
障がいに学ぶ
(吉永 智恵、33歳、鹿児島県在住、音楽教室の生徒が聴覚障害、第2部門)
矢野賞(長年にわたる体験・実践記録を対象に贈る賞)
私が歩んできた二つの人生
(松浦 常子、71歳、愛媛県在住、視覚障害、第1部門)
入選作品集
入選した11作品を収めた入選作品集を12月上旬に発行します。
選考委員
北岡 賢剛 | (社会福祉法人グロー 理事長) |
鈴木 ひとみ | (人権啓発講師) |
玉井 邦夫 | (大正大学 教授) |
柳田 邦男 | (ノンフィクション作家) |
NHK制作局長 | |
NHK厚生文化事業団理事長 (50音順/敬称略) |