NHK厚生文化事業団は、NHKの放送と一体となって、誰もが暮らしやすい社会をめざして活動する社会福祉法人です

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活動リポート

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2015年12月 9日

「NHK障害福祉賞」「NHK銀の雫文芸賞」の贈呈式を行いました

今年度の「NHK障害福祉賞」と「NHK銀の雫文芸賞」で入賞した方々を招いて、12月9日、東京・渋谷のNHK放送センター内で、両賞の贈呈式を行いました。

NHK障害福祉賞

障害のある人と、障害のある人を支える人から体験作文を募集する「NHK障害福祉賞」。50回目を迎えた今年は408編の応募がありました。このうち、京都市の美容師、赤松 隆滋さんの作品が最優秀に選ばれたのをはじめ、全部で11の作品が入選しました。
贈呈式には、最優秀の赤松 隆滋さん、第1部門優秀の萱森恵さん、第2部門優秀の兼田 佳子さん、堤 万里子さん、矢野賞の宮島 伸子さんが出席、それぞれに賞状と目録が贈られました。
発達障害のある男の子のヘアカットを担当し、対応を工夫してその子がひとりで美容室で髪の毛を切れるようになるまでを綴った赤松さんは、
「さまざまな業界のプロが、困っている子どもたちに、“大丈夫だよ、受け入れるよ”とプロのほうから一歩踏み出して声かけをしていけば、子どもたちはもっと生きやすくなるのではないか」と、受賞者を代表してのあいさつの中で話しました。

NHK銀の雫文芸賞

続いて「NHK銀の雫文芸賞」の表彰を行いました。
「高齢社会をどう生きるか」をテーマにした小説の募集に、今年は全国から853編の応募がありました。その中から鴫原 慎一さんが最優秀を、佐野 透さんと畠 ゆかりさんが優秀を受賞し、賞状・副賞を受け取りました。
最優秀の鴫原さんの作品「あなた」は、11月にラジオドラマとして放送されました。式典では、司会の中條 誠子アナウンサーによる朗読と放送されたラジオドラマを使って、作品の一部が紹介されました。受賞者あいさつの中で、鴫原さんは、
「払っても払ってもいつの間にかできているクモの巣を見て、あきらめないことの象徴として、小説に使えないかと以前から考えがあって、今回の作品を書きました。次は長編小説に挑戦したいと思っています」と、今回の受賞を機に、さらなるステップアップを目指す決意を表明していました。

放送予定

NHK障害福祉賞がNHKの番組で取り上げられます。

  • ハートネットTV(Eテレ)午後8時00分から午後8時29分
    12月23日(水・祝)藤原 美幸さん(第一部門佳作)
    12月24日(木)堤 万里子さん(第二部門優秀)
  • ラジオ深夜便(ラジオ第一)午後11時15分から午前5時
    12月27日(放送は28日午前1時5分からの列島インタビューのコーナー)宮島 伸子さん(矢野賞)
 

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