2010年8月31日
創立50周年記念「感謝のつどい」を開催
1960年(昭和35年)に設立されたNHK厚生文化事業団は、今年創立50周年を迎えました。それを記念し創立記念日にあたる去る8月31日(火曜日)、東京・渋谷のNHK放送センターにおいて、「感謝のつどい」を開きました。
当日は、福祉・医療関係者、継続寄付者や賛助会員、NHK関係者など、260人を超す来場者があり、半世紀にわたる温かなご支援、ご協力に感謝して、当事業団理事長・中村 季惠がお礼を述べ、NHK福地 茂雄会長から祝辞をいただきました。
7個人4団体に感謝状
続いて、事業団が福祉活動を推進にあたり長年貢献のあった次の個人・団体の方々に感謝状を贈呈しました。
- (個人)江草 安彦さん(社会福祉法人旭川荘名誉理事長)
- 25年にわたり障害福祉賞の選考委員をつとめたほか、長年にわたり障害福祉事業の進展に寄与
- 竹田 契一さん(大阪教育大学名誉教授)
- 福祉フォーラムの講師、35年にわたる近畿支局「こどもの発達相談会」講師として障害福祉事業の進展に寄与
- 石橋 俊一さん(群馬医療福祉大学社会福祉学部長)
- 「わかば基金」創設以来22年間選考委員として地域福祉支援事業の発展に貢献
- 覚張 秀樹さん(東京女子体育大学教授)
- 「雪と遊ぼう親と子の療育キャンプ」の初回から20年間にわたってボランティアとして障害児福祉事業の進展に寄与
- 乃村 豊和さん(画家)
- 中部支局「NHKチャリティー展」で1997年から作品を提供され、絵画を通じて福祉事業の進展に寄与
- 鈴木 康之さん
- 27年の長きにわたって毎年ご寄付を寄せられ、福祉事業の進展に寄与
- 小野 好子さん
- 親子2代にわたる44年間のご寄付で福祉事業の進展に寄与
- (団体)財団法人JKA
- 1986年から毎年「KEIRINグランプリ」からのご寄付による福祉事業への支援
- 日産自動車株式会社
- 「NHK福祉大相撲」に協力し30年間、福祉車両を寄贈
- 社団法人日本音楽事業者協会
- 1990年からスタートしたNHK「歌謡チャリティーコンサート」の開催に協力し、高齢者・障害者福祉事業に貢献
- 社団法人義太夫協会
- 「障害者のための女流義太夫チャリティー演奏会」の開催を通じて、1971年より39年間、福祉事業を支援
出版のお披露目や生演奏も
また50周年記念事業のひとつとしてNHK出版から発行した、NHK障害福祉賞選集「雨のち曇り、そして晴れ---障害を生きる13の物語---」のお披露目も行いました。入選作品が収録された13人のうち10人の方々が、車いすや盲導犬とともに出席しました。
会場では、3月に開催した「こころコンサート」に出演した視覚障害のある演奏家3人が加わったフルート、バイオリン、ビオラ、チェロの生演奏が花を添えました。そして、この集いに出席した「こころコンサート」の指揮者・小林 研一郎さんが演奏家たちを激励しました。また、小林 研一郎さんや、「認知症フォーラム」でご協力いただいている国立長寿医療研究センターの遠藤 英俊さんからメッセージをいただきました。
事業団では、この日を次の50年への新たなスタートとし、放送と連携した福祉事業の展開に努めてまいります。これからもみなさまのご理解、ご協力をお願い申し上げます。