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活動リポート

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2009年5月31日

「ピック病」についてのフォーラムを開きました

写真:会場の様子

2009年5月31日(日曜日)、NHKハートフォーラム「知っていますか、“もの忘れ”のない認知症---ピック病、その診断、症状、介護---」を、東京・新宿の明治安田生命ホールで実施しました。
フォーラムは、社団法人認知症の人と家族の会東京都支部の公開講座を兼ねて開催され、認知症の人のご家族や、医療・福祉の専門職のみなさんが参加。これまであまり知られてこなかった「ピック病」について、専門家の講師による解説に耳を傾けました。

このフォーラムの抄録をお読みいただけます。こちらからご覧ください。


講演 「ピック病を中心とした前頭側頭型認知症の理解」

写真:講演する田渕さん

フォーラムの講師は、慶應義塾大学病院の田渕 肇さんです。
田渕さんは、いわゆる「ピック病」とはどのような病気なのか、診断の方法や具体的な症状、アルツハイマー病などほかの認知症と似ている点や違い、などについて、人間の脳の記憶のしくみなどにも触れながら解説されました。講演の中では、ピック病を発症した初期に障害を受けやすい脳の機能とはどういうものかについて、会場のみなさんも参加しての簡単なテストなどを行いながら進めました。


写真:映像を見ながら進行

講演の後半は、ピック病の人とどう関わればよいか。その一つの手がかりとして、全国的にもめずらしいピック病患者専門のグループホーム(岡山県笠岡市)の様子を紹介。田渕さんが実際にこのグループホームを訪ねた映像を交えながら、ピック病の人たちにとってどのような環境作り、ケアが望ましいのかについて、引き続き田渕さんのお話をうかがいました。

このフォーラムの抄録をお読みいただけます。こちらからご覧ください。


出演者

写真:田渕さん

講師:田渕 肇 (慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室助教、同大学病院・精神神経科/メモリークリニック科医長)

1966年生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。東京青梅病院、昭和大学横浜市北部病院・メンタルケアセンター、慶應義塾大学病院・精神神経科勤務をへて、2008年2月、慶應義塾大学病院・メモリークリニック開設により同クリニック兼担。


主催

社団法人認知症の人と家族の会東京都支部 NHK厚生文化事業団 NHK

 

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