2008年6月21日
山梨県・北杜市で「すこやか長寿」の公開収録を実施
全国各地を訪ねて、健康長寿、介護予防のために家庭で手軽にできる運動や健康法などをお伝えする、教育テレビの番組「福祉ネットワーク 公開すこやか長寿」。さる6月21日(土曜日)、山梨県・北杜市の須玉農村総合交流ターミナル・ふれあい館で、番組の公開収録と、ゲストによる講演会が開かれました。
第1部 公開収録「ヨーガで若さを保つ」
公開収録の講師は、日本ヨーガ光麗会会長の番場 裕之さんです。番場さんは、各地で研修会などを開いてヨーガの普及に努めています。
今回番場さんが指導したのは、ヨーガの呼吸法を用いた運動法です。はじめに図と実演をまじえて、ヨーガの基本となる「四つの呼吸」を解説。その呼吸法にあわせ、普段の生活の中ではほとんど意識しない身体の各部を動かします。「合掌してうなじを引き上げる」「手のひらをしっかりと開く」「足の指を活性化する」「背骨をねじる」「体側を伸ばす」「脚の裏側を伸ばす」、以上6つのヨーガの動きを行いながら、心と体をリフレッシュする方法をじっくりと学びました。
ステージには、ゲストの宮川 花子さんにくわえて、地元北杜市の高齢者6人も参加。腰痛や冷え性など、それぞれに抱える体の不調を解消するヨーガの動きなどもアドバイスを受けながら、客席のみなさんも一体となっての楽しい収録となりました。
第2部 講演「花子のいきいきライフ」 --宮川 花子さん--
休憩をはさんで、第2部は漫才師の宮川 花子さんの講演です。
夫の大助さんと漫才コンビで活躍していた1988年、花子さんは体調不良で倒れて一時活動を休止。胃ガンが見つかり翌年には手術のため入院します。さらに去年2007年2月、今度は大助さんが脳出血のため入院。その後、夫婦で活動を再開し、現在も治療しながら漫才活動を続けています。講演では、大助さんの倒れた当時の状況や、その後の介護の様子なども交えつつ、支え支えられながら過ごしてきた30年間の夫婦の姿について、生き生きと話されました。“夫婦漫才”で人気を博す花子さんならではの巧みな話術に、会場には爆笑と、笑顔があふれました。