2007年5月27日
講演会「認知症をよく知り適切な治療を」を実施しました
NHKでは「認知症になっても、誰もが安心して暮らせる社会」を作るためのキャンペーンを展開しています。その一環として、5月27日(日曜日)、東京の全電通ホールで、NHKハート・フォーラム「認知症をよく知り適切な治療を〜アルツハイマー病とレビー小体型認知症を中心に〜」を実施しました。
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講演会を主催したのは、認知症の人と家族の会東京都支部、NHK厚生文化事業団、NHKです。家族の会東京都支部の公開講座も兼ねての実施で、会場には、認知症の人のご家族や医療・福祉の専門職など、400人近くが参加しました。
講師はレビー小体型認知症を発見した小阪 憲司さん

講師は、聖マリアンナ医学研究所所長の小阪 憲司さんです。小阪さんは、「レビー小体型認知症」を発見し1976年以降の一連の報告の中で明らかにされました。レビー小体型認知症は、最近、患者の数が脳血管性認知症と同じくらい多いのではないかと言われるようになり、関心が急速に高まっています。
小阪さんは、今回の講演で、
- 老化に伴うもの忘れと認知症のもの忘れの違い
- 認知症の前の段階(軽度認知障害)での発見と治療
- アルツハイマー病の症状や治療法
- レビー小体型認知症の症状や治療法
などについて話をされました。
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冊子「もの忘れが気になるあなたへ・・・」
講師の小阪さんが監修された冊子「もの忘れが気になるあなたへ・・・」を、無料(送料のみご負担)でお分けしています。
抄録
今回の講演の抄録を、ホームページ上でご覧いただけます。こちらをクリックしてご覧ください。