2014年9月11日
ハートカフェ@渋谷「当事者が語る、認知症」第2回を開催しました
9月11日午後6時30分から渋谷区勤労福祉会館で「ハートカフェ@渋谷」を開催しました。9月のテーマは「当事者が語る、認知症」。第2回は青山 仁さんが「認知症当事者から紡ぎ出される未来の社会」をテーマに自らの経験を話しました。
青山さんは2年ほど前に認知症と診断されました。仕事をしていて持ってくるべきものを間違えるといったミスが重なり、受診したといいます。その後は自暴自棄にもなりましたが、次第に受け入れられるようになりました。
一番大きかったのが、現在、町田市にあるデイサービス「DAYS BLG!」との出会いだといいます。みんな同じご飯を食べて同じ作業をする、そんなデイサービスが多い中、ここは自分で好きなものを食べ、近所の自動車販売店での洗車や学童保育でのボランティアなど好きなことを選択して行うことができます。青山さんが休みの日、学童保育の子どもたちが「今日は青山さんいないの?」と聞いてくるという話を聞き、自分が必要とされているという実感を持つことができ、青山さんは「ありがたいです」とうれしそうにいいました。
後半の質疑応答では、「今、一番失いたくないもの、一番大切なものは?」の質問には、「家族ですかね。親父、お袋もひっくるめてみんな大切な人。(診断後の自暴自棄のころから)ここまで守られてきましたから」と答えました。