2013年12月 4日
「NHK障害福祉賞」と「NHK銀の雫文芸賞」の合同贈呈式を行いました
12月4日、東京・渋谷のNHK放送センター内で、「第48回NHK障害福祉賞」と「NHK銀の雫文芸賞2013」の合同の贈呈式を行いました。両賞の受賞者8名をはじめ、審査委員や来賓が多数出席して受賞を祝いました。
障害福祉賞 受賞者5人が出席
NHK障害福祉賞は、障害のある本人や障害のある方を支えている方から体験記録を募集し、表彰するものです。今年度は410編の応募があり、その中から最優秀1編、優秀4編、矢野賞1編、佳作4編が選ばれました。
今年度の最優秀は、「神様の弟子と暮らす」を綴った三上 洋子さんが受賞されました。
再婚してあわせて6人の子の母となった三上さん。その子どものなかには知的障害の娘がいました。作品では、戸惑いながらも一緒に生活するうちに理解できる部分が増え、かけがえのない存在だと思うようになっていった心の変化を綴りました。
贈呈式には娘さんも参列、三上さんがあいさつのなかで「あそこにいるのが神様の弟子です」と紹介すると、会場内から拍手が起こりました。
優秀と矢野賞を受賞された4人も遠方から出席され、厚生文化事業団の浅谷理事長から賞状と目録を受け取りました。
作品について詳しくは、こちらのページをご覧ください。銀の雫文芸賞 最優秀作品の紹介をまじえて表彰
NHK銀の雫文芸賞は、「高齢社会をどう生きるか」をテーマに描いた小説を募集し、表彰するものです。今年度は672編の応募があり、最優秀1編、優秀2編が選ばれました。
今年度の最優秀は、大阪府の柳 霧津子さんの「マー子さん」です。
最優秀作品は毎年ラジオドラマ化されており、「マー子さん」も11月2日に「FMシアター」(NHK FM)で放送されました。
贈呈式では、このラジオドラマと、三輪 秀香アナウンサーの朗読を織り交ぜながら、作品の一部を紹介しました。
式には、優秀に選ばれた、やまろ まさしさん(「がんばれ!」)と渡邊 政治さん(「石工のしあわせ」)のお2人も出席され、晴れやかな笑顔で式に臨んでいました。