活動リポート

2013年2月 9日

第46回NHK福祉大相撲を開催しました

2月9日、国技館（東京・墨田区）で第46回NHK福祉大相撲を開催しました。お楽しみ歌くらべや、人気力士と子どもたちの取組、両横綱の対談など盛りだくさんの内容で、会場を埋め尽くした4200人の観客は大いに盛り上がりました。この催しの純益で、福祉車両「福祉相撲号」5台を購入し、日産自動車から寄贈された1台を合わせて、全国6か所の高齢者や障害者の福祉施設・団体に贈呈します。

人気力士に子どもたちが挑戦

福祉大相撲で人気のプログラムの一つが、「ちびっこ力士　関取に挑戦」です。今回、子どもたちに胸を貸したのは大関・稀勢の里関を筆頭に、妙義龍関、臥牙丸関の3人。3関取に朝霞相撲練成道場（埼玉県）の小学生と中学生22人が挑戦しました。
低学年の子どもたちは臥牙丸関に果敢に挑み、肩に担がれるなど関取のパワーに圧倒されましたが、最後は力を合わせて押し出し。会場からは温かな拍手が寄せられました。

今回の目玉の一つが、「横綱 対談」。日馬富士関の横綱昇進により、昨年の11月場所は16場所ぶりに東西横綱が揃いました。先輩横綱の白鵬関と、日馬富士関がステージ上で入門当時の話から横綱としての心構えなどをたっぷり語りました。

初土俵、十両、幕内昇進はほぼ同時期に進んできた両横綱ですが、三役、大関、横綱への昇進は白鵬関が常に一歩も二歩もリードしてきました。ようやく追いつき、今年の３月場所で初めて番付最上位である東の横綱に座ることになった日馬富士関は、「お客さんに感動を与える相撲を取りたい」と意気込みを述べました。

お楽しみ歌くらべで力士と歌手がデュエット

第二部のお楽しみ歌くらべには、香西 かおり、坂本 冬美、藤 あや子、ももいろクローバーZ、森山 愛子といった女性歌手のみなさんと、錦戸親方（元関脇・水戸泉）、松鳳山関、勢関、舛ノ山関、旭日松関が出演し、持ち歌やデュエット曲を披露しました。

先陣を切って登場したのはももいろクローバーZと旭日松関のペア。友綱部屋の有志4人もステージに上がり、軽快なダンスを披露すると、会場は一気に盛り上がりました。

お楽しみ歌くらべでは歌だけでなく、日ごろは知ることのない力士の素顔を垣間見ることができるのも人気の理由です。大の演歌ファンという勢関にペアを組んだ森山さんがコブシのきかせ方を伝授。また、現在、180センチで180キロの舛ノ山関が身長を体重が超さないようにダイエットをすることと目標を語ったり、自転車が趣味の松鳳山関は、パンクが心配で今は３キロ圏内くらいしか走っていないが、部屋のある船橋市から国技館まで自転車で来るのが夢と語り、会場の笑いを誘いました。

トリを飾った錦戸親方は自身の塩をまく姿を描いた油絵を披露しました。小さなころから絵を描くのが好きだったといい、現役時代も負けた後などに筆を持つと、いい気分転換になったと話しました。

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6団体に福祉相撲号を贈呈

この催しの純益で、福祉車両「福祉相撲号」を購入し、全国の6か所の福祉施設・団体に贈呈します。今年度の贈呈先は以下のとおりです。