2011年9月 4日
N響チャリティーコンサートHOPEを開催--辻井 伸行さんと初共演--
N響チャリティーコンサートHOPEは今年新しく始めたチャリティーコンサートです。将来を嘱望される若き演奏家とNHK交響楽団が共演するもので、9月4日、東京・渋谷のNHKホールで開催しました(主催:NHK、NHK交響楽団、NHK厚生文化事業団)。外山 雄三さん指揮の下、ソリストとして辻井 伸行さんを招き、「ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23」(チャイコフスキー)などを演奏しましたが、満員の会場は鳴り止まぬ拍手と「ブラボー!」の掛け声に包まれました。
このコンサートの純益は、NHK厚生文化事業団が行う「わかば基金」を通じて、地域で福祉活動をしている団体の支援に充てられます。これによって、今年度の「わかば基金」は支援額が大幅に増え、より多くの団体に活動の幅を広げることに役立ててもらうことができました。
鳴り止まぬ拍手
コンサート最初の曲はN響によるモーツァルトの「交響曲第41番ハ長調 K.511 ジュピター」。続いて、辻井さんが登場してチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23」を演奏しました。
演奏が終わると会場は割れんばかりの拍手に包まれました。アンコールに応え、辻井さんは再びピアノに向かい、「トロイカ(四季より)」(チャイコフスキー)を独奏し、再び盛大な拍手が送られました。
N響との初共演を終えた辻井さんは「N響のみなさんと一緒に演奏をするのが夢でした。思い通りの演奏ができて幸せでした」と感想を述べていました。
最後はN響による「ボレロ」(ラヴェル)で約2時間のコンサートを締めくくりました。
N響アワーで一部放送
このコンサートの様子の一部は、9月25日(日曜日)午後9時からの「N響アワー」(NHK教育テレビ)で放送されます。
詳しくは、N響アワーの番組ホームページをご覧ください。