NHK厚生文化事業団は、NHKの放送と一体となって、誰もが暮らしやすい社会をめざして活動する社会福祉法人です

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活動リポート

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2010年2月28日

統合失調症について知るフォーラムを開催しました

NHK厚生文化事業団では去る2010年1月から2月にかけて、NHKハート・フォーラム「統合失調症を知る---症状・治療・回復---」を、名古屋、東京、福岡の3都市で開きました。

写真:東京会場の様子

それぞれの会場で、統合失調症のご本人とそのご家族のインタビュー映像などもまじえながら、薬物療法にくわしい専門家とリハビリテーションにくわしい専門家が、統合失調症の基礎的な知識を、わかりやすくお伝えしました。
3つの会場合わせて、2300人を越えるみなさまが来場され、熱心に耳を傾けられました。


会場・出演(敬称略)

名古屋会場

2010年1月16日(土曜日) ウィルあいち ウィルホール(名古屋市東区)

写真:名古屋会場の講師2人

岩田 仲生(写真左)
藤田保健衛生大学医学部精神医学教室 教授

安西 信雄(写真右)
国立精神・神経センター病院 副院長


東京会場

2010年1月31日(日曜日) よみうりホール(東京都千代田区)

写真:東京会場の講師2人

石郷岡 純(写真左)
東京女子医科大学医学部精神医学教室 主任教授

安西 信雄(写真右)
国立精神・神経センター病院 副院長


東京会場の模様を収録したDVDを「福祉ビデオライブラリー」で貸し出しています。


福岡会場

2010年2月28日(日曜日) 都久志会館(福岡市中央区)

写真:福岡会場の講師2人

神庭 重信(写真左)
九州大学医学研究院精神病態医学分野 教授

内野 俊郎(写真右)
久留米大学医学部神経精神医学講座 病棟医長



司会・進行(3会場):河野 多紀(フリーアナウンサー)


内容

第1部
病気を知ろう---症状・原因・治療---

写真:第1部の舞台の様子

統合失調症の基礎情報にはじまり、「急性期・休息期・回復期」という病気の経過のそれぞれにどんな症状が目立つのか、薬物療法のあり方や副作用、統合失調症におけるリハビリテーションの考え方などについてお伝えしました。ご本人はもちろん、ご家族や周囲の人たちが変調をできるだけ早くとらえて医療につなげることの大切さ、そのためにもこの病気の始まり方には個人差があって多様であることを知ることが大切であるといったお話を中心に、解説されました。

第2部
回復力を高め再発をふせぐ---豊かな人生のために---

長く病気と向き合うことになった場合、ご本人にはどんな生活のしづらさがあるのか。再発を防ぐためにご本人やご家族にとってできることは何か。暮らしを充実させてその人らしく充実した人生を送るためにどんなことが必要かといったことをお伝えしました。事前にご質問の多かったSST(社会生活技能訓練)、就労や結婚、出産。さらに社会の偏見とどう向き合うかといったテーマについても、それぞれの立場から解説されました。



写真:会場ロビーの展示コーナーの様子

また当日、会場のロビーでは、後援の全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)、地域精神保健福祉機構(コンボ)による展示コーナーが設けられました。コーナーでは来場されたみなさんが、統合失調症や精神疾患についての様々な資料や書籍を手に取ったり、家族会についての説明に熱心に聞き入っておられました。


主催・後援・協賛

主催

NHK、NHK厚生文化事業団

後援

厚生労働省、NPO法人全国精神保健福祉会連合会、NPO法人地域精神保健福祉機構

協賛

大塚製薬株式会社


フォーラムの後援団体、協賛社のホームページです。
統合失調症に関しての様々な情報が掲載されていますので、そちらもご参照ください。
(いずれも別ウインドウが開きます)

NPO法人全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)
精神障害のある人たちの家族が結成した団体のページです。

NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)
精神障害のある人たちの地域生活を支援する団体のページです。

大塚製薬株式会社 統合失調症情報局「スマイルナビゲーター」
統合失調症の本人・家族に向けて、治療や支援制度などの情報を発信するページです。

 

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