2008年9月 6日
太極拳の動きで健康づくり 千葉県・山武市で公開収録
全国各地を訪ねて、健康長寿、介護予防のために家庭で手軽にできる運動や健康法などをお伝えする、教育テレビの番組「福祉ネットワーク 公開すこやか長寿」。さる9月6日(土曜日)、千葉県・山武市の、さんぶの森文化ホールで、番組の公開収録と、ゲストによる講演会が開かれました。
第1部 公開収録「太極拳に学ぶ手足のバランス」
会場となった山武市は、千葉県の東部に位置し、平成18年に4つの町村が合併して誕生しました。丘陵地から広い田園地帯、さらに九十九里浜という長い海岸のほぼ中央で太平洋に面した自然豊かな地域です。「生き生きと暮らせる健康なまち」を目標に掲げて、市民の自主的な健康づくり運動を支援しています。
公開収録の講師は、日本健康太極拳協会監事の楊慧さんです。楊慧さんは、各地で健康太極拳の普及に努めています。
太極拳には、連続した動きからなる型が24あります。今回は、その導入となる三つの型の中から太極拳の基本の形や動きを取り出して解説。その動きを繰り返すことで、自然な呼吸、バランス、歩き方などをからだに覚えさせ、普段から無理のないリラックスした姿勢をたもつ方法を指導しました。
ステージには、ゲストで女優の中村 メイコさんに加えて、地元の高齢者のみなさんも参加。普段から老人クラブなどで活動している元気いっぱいなみなさんですが、太極拳のゆったりと大きな動きに苦労しながら挑戦。客席も一体となっての楽しい収録となりました。
第2部 講演「私の生き方」 --中村 メイコさん--
休憩をはさんで、第2部は女優の中村 メイコさんの講演です。
わずか2歳でデビューして以来、常にスポットライトの中でスターとして生きてきたメイコさん。きびしく育てられた少女時代に始まって、結婚、出産をへて家庭をきずき母親となって現在にいたるまでをたどりながら、その時々に感じた家族の大切さ、ご自身の人生観などを、じっくりとお話しされました。おりこまれる魅力的なエピソードの数々、ユーモアあふれるたくみな話術に引き込まれて、会場全体が温かい空気に包まれた、あっというまの1時間でした。