2006年11月 4日
NHK教育フェア2006で福祉体験コーナーを出展
11月3日と4日、NHK教育フェア2006「秋のふれあい広場」(東京渋谷、NHK放送センター)の一角に、「ストレッチマンとふ・く・し体験」コーナーを設けました。教育テレビの人気キャラクターとともに、高齢者や障害者への理解を深めてもらうのが狙いです。
写真:教育テレビのキャラクター「ストレッチマン」といっしょに車いす体験
高齢者疑似体験
初日は、車いす体験と高齢者疑似体験を実施しました。高齢者疑似体験は、ものがかすんで見える眼鏡、聞こえにくくするための耳栓、手足に関節の動きを制限するサポーターをつけ、高齢者に多い体の不自由さを体験するもの。参加したみなさんは一様に、高齢者の大変さを再認識していました。
写真左:高齢者疑似体験用のメガネと、おもりの入ったベストを身につける参加者
写真右:膝や足首の動きを固定するサポーターと靴
視覚障害疑似体験
2日目は、視覚障害者の疑似体験。参加者は、初めにアイマスクをして白杖を左右に振り、障害物がないことを確かめながら歩きます。次に盲導犬に引かれて同じコースを一周すると、「杖で歩くと怖かったけれど、盲導犬と一緒だと、なんだか安心した」と、盲導犬のありがたさを実感している様子でした。ステージでは盲導犬の使用者が出演。「ガイド中の盲導犬がいたら、触ったり、食べものをそばに置いたり、目をじっと見たりしないでください。気が散って仕事ができなくなってしまいます」とお願いしました。
ストレッチマンもいっしょに
コーナー横の特設ステージには、2日間にわたってストレッチマンが登場しました。ストレッチマンは、教育テレビ「ストレッチマン2」の中で、養護学校などを巡り、運動不足になりがちな子どもたちと一緒にストレッチ体操をしています。特設ステージでは車いすに乗ったり、盲導犬に引かれる体験をしたりして、コーナーを訪れた1500人の人々に、福祉の大切さをアピールしました。