2006年9月15日
歌謡チャリティーコンサートで視覚障害者用パソコン寄贈
9月15日、福島県の郡山市民文化センターで、大月みやこさんや氷川きよしさんなど、12人の人気歌手のみなさんが歌う「歌謡チャリティーコンサート」が、開かれました。その純益をもとに、全国20か所の視覚障害者福祉施設に、音声ガイド付きパソコンを寄贈しました。
音声ガイド付きパソコン
今回寄贈したのは、音声ガイド付き視覚障害者用パソコンです。視覚障害のある人が、音声を聞きながら、インターネットから情報を得たり、メールをしたり、漢字仮名交じり文を書くことができます。
視覚障害者の生活を便利にしたり、仕事の幅を広げたりする上で欠かせないこうした機器があることを、広く知っていただこうと、会場のロビーではパソコン操作の実演も行いました。
贈呈式で
贈呈先20施設を代表し、地元の福島県点字図書館館長の柏谷 勲さんが贈呈式に出席されました。
柏谷さんは「点字図書館は、他の図書館とネットワークを結び、足りない図書の貸し借りなどもしていますが、その管理業務、メールを使ったデータのやりとりなどパソコンを使うことが多いのです。全盲の職員もいるので、いただいたパソコンで仕事の能率が上がります」と喜んでらっしゃいました。
チャリティー事業にご協力を
歌謡チャリティーコンサートは年2回行われており、春の公演では高齢者福祉施設に車いす付き介護浴槽を、秋の公演では視覚障害者福祉施設に音声ガイド付き視覚障害者用パソコンを寄贈しています。
これまでに37台の浴槽と281台のパソコンを贈呈しています。高齢者や障害者が暮らしやすい社会を作るために、どうぞ、今後も、NHK厚生文化事業団のチャリティー事業にご協力ください。
[記事 S.K]