フォーラム「特別支援教育の現状と今後の対応」抄録4
実践報告2『コーディネイターの役割』(山田 充)

目次

  1. はじめに
  2. 子ども支援委員会
    1. 概要
    2. 教育相談システムとして設置
    3. 最初から、親とともに
    4. 面談から支援へ
    5. 教師が集団で支援を検討する機会に
    6. 親が子どもを理解する場として
  3. 地域の中での役割〜通級教室の担当者として〜
    1. 2校同一のシステム
    2. 保護者の連携
  4. 講師プロフィール

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はじめに

写真:竹田さん

竹田

次に、山田先生、お願いします。
山田先生は、通級指導教室、ことばの教室でずっと指導をされている先生です。堺の巡回指導で、学校を回っておられます。よろしくお願い致します。

写真:山田さん

山田

みなさん、こんにちは。山田です。
私には、コーディネイターとして、3つの立場があります。竹田先生にも紹介していただいたように、堺市の特別支援専門家チームで、いろんな学校を回らせていただいています。通級指導教室で、東区と美原区で、学校の子どもたちを見させてもらっています。自分の学校の校内委員会のコーディネーターとしての仕事もしています。
今日はこのうち、校内委員会での取り組みと、通級指導教室の仕事について、お話ししよう、と思っています。

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子ども支援委員会

概要

日置荘小学校の校内委員会は「子ども支援委員会」という名前がついています。校務文掌的には「校内委員会」なのですが、なぜ「子ども支援委員会」という名前になっているか、ということから説明しましょう。
ひとつには、私たちの学校では、支援を必要とする子どもたちは、いわゆる特別支援教育に関わる子どもたちだけではないと考えています。もっといろんなことで悩んでる子ども、困っている子どもたちがいるので、そういう子どもたちは、基本的に全て支援しましょう、ということで考えているので、「子ども支援委員会」という名前になっています。
もうひとつは、保護者の側から見た時に、「特別支援される」ということは、すごいハードルがあるのではないかな、という風に思っています。一般的には、「特別」という言葉は、保護者の敷居をちょっと高くしているのではないか、という思いがあるので、保護者向けにも、「特別」をつけずに「子ども支援委員会」ということになっています。

組織としては、次のようになっています。

日置荘小学校子ども支援委員会

  • 特別支援教育の校内委員会として昨年度から設置
  • 独立した委員会である
    メインの3委員会とかぶらない
  • メンバー:
    各学年代表・コーディネーター・保健の先生・管理職・支援児童の担任・その他希望する先生
  • 月一回の定例開催

ここに「独立した委員会」というのは、他の委員会をやっている時にはやりませんよ、ということです。学校の教師が、全員、出ようと思ったら出れる日にやります。
それともうひとつは、支援する子どもを検討する時には、必ず担任の先生にも入っていただくので、「その先生は、今日研修委員会だから行かれへんわ」ということのないようにしないといけないので、別の日にするということです。

メンバー的には、学年代表が入っていることが、ひとつの大きなポイントだと思っています。要は、今「子ども支援委員会」では、どんな子どもの検討をしているのかが、常に学校中に明らかになるようにしています。学年の先生は、学年に帰ったら、今日の「子ども支援委員会」ではこんな子どもを検討した、ということを、学年会で必ず報告していただくことになっています。
こういう形の中で、「子ども支援委員会」は、去年度から発足してやっています。

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教育相談システムとして設置

「子ども支援委員会」の特徴をまとめると、こうなります。

日置荘小学校子ども支援委員会の大きな特徴

  • 教育相談システムとして設置されている
    年度初めに保護者向けの案内プリントの配布
  • 保護者の申し込みで支援開始という形式である
    申込用紙に記入してもらう
  • 実際には担任が気づいて相談を呼びかける
    担任の気づきから、始まる

支援には保護者同意が必須

一番大きな特徴は、「教育相談システム」として設置されている、ということです。特別支援教育の校内委員会としての設置をされてはいますが、「対外的な位置付けは教育相談の委員会だ」ということになっています。
毎年4月にプリントが配布されます。「お子さんのことでお困りのことがあったら、どんなことでも結構ですので、「子ども支援委員会」にご相談ください。教育相談を、委員会としてお受けするように、この学校ではシステムを変えました」という手紙が出ます。「どんなことでも」の中に、「漢字が覚えられなくて困っている」「けんかが絶えない」「うまく会話ができず、何を言ってるかわかれへん」というような、いくつかの例を書いておいて、「どんなことでも結構です」ということにしています。
そして、保護者が申し込んで支援がスタートする、という形式にしています。

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最初から、保護者とともに

写真:舞台全景

なぜこういう形を取ったかという理由を説明しましょう。

私は、いろんな学校に、特別支援教育の校内研修に行かせていただくんですが、2、3年前、一番問題になっていたのが、何とかしなくちゃいけないお子さんがいた場合、そのことを、保護者にどう伝えるか、ということでした。この子はお医者さん行ってもらった方がいいかな、とか、検査ちゃんと受けてもらったほうがええかな、ということに校内的にはなっても、それを保護者の方にどう伝えたらええか、というところで止まるんですね。
保護者の方とけんかになりたくありませんし、断絶状態も困りますので、何とか円満にこの問題を伝える方法がないかと。で、担任の先生は「そういうの、よう言わん」と。「これからずっと付き合っていかなきゃあかんのに、お母さん怒ったら困る」みたいな話になって、「校長先生、言うてきてや」みたいになったりします。

こんな話を何度も聞く中で、これは、特別支援教育の本来の姿とは全然違うのではないか、と思いました。「特別支援教育は、必ず保護者同意を取れ」と、いろんな講演会で言われるわけです。ところが、保護者同意にも全然ならないわけですね。どうやったらうちの学校では解決できるんや、一番最初から保護者の方と手をつないでいけるようなシステムは作られへんか、というところから、教育相談システムの拡充というところになったわけです。
担任の先生も保護者の方も、例えば、1学期の個人懇談会で「九九が覚えられませんねえ。家で練習してますか?」という話をされるんです。「漢字がなかなか覚えられへんけど、うちではどんな様子ですか?」とか、「こないだもけんかしてたけど、おうちではどうですか?兄弟げんかしませんか?」と話しはるわけです。
その時に従来は、「お母さん、夏休み、ちょっと九九がんばってもらえる?」とか、「学校でもがんばるけど、お母さんもがんばってね」と、何をがんばったらいいのかようわからんような話で終わったりしていたわけですね。

私たちの学校では、そういう話になった後に、「おかあさん、「子ども支援委員会」のプリント見たやろ? この学校では、どんなことでも相談乗るっていうから、私と一緒に「子ども支援会」に相談に行けへんか?」と、担任が保護者の方に声をかける。
そうすると、事実として、漢字が覚えられへんということがあって、何とかしたいということまでは合意しているので、「「子ども支援委員会」相談せえへん?」て言われたら、大体の保護者の方は、「そうですね。先生も一緒に行ってくれはるんですか?」「行きますよ、私も教えてほしいから」と、こういう話になる。90%くらいは、「お願いします」になるわけね。

そういう風に、一番最初から保護者の方を巻き込んでくる。一緒に考えていきましょう、というスタートを取るわけですね。で、そこで申込書を書いてもらって、話が始まってくるわけです。

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面談から支援へ

教育相談を申し込んでいただいた後の流れは、次のようになります。

日置荘小学校子ども支援委員会の支援の流れ

  • 事前:保護者からの教育相談の申し込み
  • 面談:コーディネーター2名、担任、保護者の4人で面談
    アセスメント情報の収集・検査の実施の同意
  • 検査実施:WISC-III・新版K式など、必要な検査
  • 子ども支援委員会:アセスメント情報の分析と支援方法の話し合い(月一回の定例会)
  • 支援方法の検討:通常学級での配慮指導、通級指導、養護学級での指導
  • 分析結果と支援方針について保護者同意:報告書を作成して保護者に提示して同意を得る
  • 個別の指導計画の作成:支援委員会の方針を元に学年会で作成する

保護者からの申し込みがあると、面談をします。面談の時のすわりかたも決めています。私がここに座ったら横にもう一人のコーディネーターが座って、僕の向かいには保護者が座って、その隣に担任の先生が座ります。保護者の隣に、担任の先生に座っていただくことは、とても重要です。
なぜかというと、普通、担任の先生は、保護者としゃべる時に、向かい合わせに座ります。そうすると、"聞く側"と"聞かれる側"なんですね。間に、何か一定の溝があります。
ところが、隣に座っていただくと、担任の先生も聞かれる側、保護者の方も聞かれる側なんですよ。聞くのは私たち2人ですから。そうすると、保護者の方が、「担任の先生は、私と同じ側なんや、同じ立場なんや」と思われるみたいなんですね。

写真:山田さん

さて、こうしたやりかたで面談することの良さの一つが、「アセスメントが取れる」ということてす。

特別支援教育の研修していただいたら、「必ずアセスメントをちゃんと取りなさい」と言われますね。保護者から、いろんな話を聞いて、生育歴とか聞き取りましょうとなっているんですが、これ、普通の学校で、普通の担任の先生は、保護者の方に生育歴とか、改まって聞けないですよ。昔どうでしたかみたいに。「え、そんなことが、どんな関係あるの、先生、今日は漢字の話でしょ」みたいになってしまいます。
でも、教育相談なので、教育相談申し込んだ時点で、話聞かれるのは、親には想定内になるんですよ。そこで、1時間話を聞く中で、きちんとアセスメント情報を取ることができます。
お母さんもね、1時間話を聞いたらね、なんとなく、うちの子はこれが原因か、とわかってきます。で、一番最後に「お母さん、もうちょっと詳しく知りたいんやけど、検査とらしてくれへん?」と、お願いします。こうこうこういう検査なんですよ、ということで、具体的な器具を示したり、検査用紙を示したりしながら、丁寧に説明させていただきます。そうすると、100%の保護者の方が「お願いします」と言っていただけます。
これを、教育相談じゃなくて学校が検討した後に、「お母さん検査とらしてよ」と言ったら、「何ですか、それ」というように、全然話が進まないんですよ。1時間話をした後なので、お母さんも「もっと詳しい情報がいるな」と思いはるわけです。

検査をした後で、校内委員会を開いて、アセスメントの表と検査結果を持って、みんなで検討して支援方針を立てます。支援方針を立てたら、もう一回、お母さんに来ていただいて、検査結果の説明と支援方針をきちんと説明させていただきます。方針の同意を兼ねているわけですね。
こうして教育相談という形を取ることで、事前の話もきっちり聞けるし、検査もきっちりできるし、事後の報告もきっちりできる、ということになります。

尚、報告の時には、「学校はこんな風にします」とだけは言いません。お母さんに「おうちではこれやってください、学校ではこれやります」と両方示します。担任の先生にもこれやってって言いますし、保護者にもこれやってって言います。だから、ほんとに、一番最初から手をつないでやっていく、協力してやっていく、ということを大事にしているわけです。

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教師が集団で支援を検討する機会に

写真:山田さん

子ども支援委員会の大きな役割の一つは、学校の中で、「子どもの見方を統一する」ということです。
うちの「子ども支援委員会」の中には、生徒指導の人もいれば、人権担当の人も、保健の先生も、いろんな立場の人に入ってもらっています。そのことで、学校の子どもの問題を解決していく時に、共通認識を持って取り組もう、ということですね。
不登校の子どもとの関わりも、発達の問題から見ましょう、ということで意思統一がされてきています。そういうことが、常に校内委員会の役割として、大事なことになっているのではないかな、と思っています。

学校側としては、「子ども支援委員会」の役割は、事例検討の機会という風になろうかと思います。

子ども支援委員会:学校側は"事例検討の機会"と位置づける

  • 子どもの状態分析の手法をみんなで共通理解をしていく
    • 保護者と担任との面談から得たアセスメント情報
    • WISC-㈽・新版K式 等の検査結果
    • でるだけたくさんの情報を集めて提示する
  • これらの情報をみんなで総合的に判断していく
  • 支援の方法にみんなの知恵と経験を出し合う

たくさんの子どもたちを検討することで、私たちの見る目を大きく広げてきました。
2年間で、実は、60例の検討をやっています。これは、竹田先生が冒頭で言っていた8%よりもちょっと多いんですが、うちは600人ぐらいの学校なので、60人ぐらいの子どもたちが、実は、「子ども支援委員会」に乗ってきてるわけです。それぐらいの数の子どもたちが、この方式でやっても、やっぱりあがってくると言うことですね。
もっとたくさんおる、と言われているんですが、まあ、それくらい幅広く見て、やっていくことが大事、そういうことでWISCの見方も校内事例検討の中で、どんどん出していくようにしています。

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親が子どもを理解する場として

一方で、保護者の側からすると、子ども支援委員会は、「我が子のことを理解する場」として位置づいているのではないかな、という風に思っています。

箇条書き:内容は本文の通り

やっぱり、私たちが1時間、しっかり話を聞くことが、保護者の方には、とっても大事なことになっているのではないかな、と思います。どうしても、目先のこのことをどうしようか、と相談に来られますけども、過去のことからずーっと話をしていく中で、小さい時やっぱりそういう傾向あったんやな、って気づいてもらったりとか、いや、私の育て方ではなくて、元々もっているものなんや、っていうことが分かっていただけたり、とか、検査結果を通じて、実はこういうところが弱いところなんで、ここに支援がいるんですよ、という説明とかを、させていただきます。
そうすることで、お母さんが、本当に、自分のお子さんのことをわかっていただけるケースが、とても増えています。
去年は、全て、学校側が声をかけました。保護者に「相談しませんか?」と。今年になると、保護者の側から、「相談あるんですけど」と言ってくるケースが出てきています。

コーディネーターとしては、常に保護者とともに保護者の立場に立って動くよう心がけています。

コーディネーター: 常に保護者の側に、子どもとともに

  • 担任と保護者は、子どもを見守る点で同じ立場だと、保護者に感じてもらえるか
  • 子どもを理解し、子どもの成長の見通しを示せるか
  • 重大な宣告をするのではなく、子どものために一緒に考えていきましょうというところから、関係を始めることが大切

お子さんのことで、私たちは、常に聞くほうの立場から、きちんとアドバイスをして一緒に考えていく、ということ。必要があれば、定期的にお会いしながらやる、ということでやっております。
保護者の側から、「あの先生がいてるから」と言ってもらえるように、頑張っていかなきゃあかんな、という風に思っています。

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地域の中での役割〜通級教室の担当者として〜

2校同一のシステム

写真:山田さん

時間があまりないので、最後に、通級指導教室の担当者として、地域の中でどういう役割を果たしているかという話を、簡単にさせていただきます。

うちのことばの教室は、実は63人くらいいてるんです。自校通級40人で、他校通級23人です。自分の学校の子は置いといて、他校に対してどのようにしているかということをちょっとお話したいと思います。
東区というエリアには、日置荘小学校と日置荘西小学校、二校に通級があります。この二校の通級は、全く同じ方針で対応しています。だから東区の保護者は、日置荘西に行っても日置荘に行っても、どこに行っても同じや、という対応になっています。ニュースも、「コロボックル」という題名で出しているんですが、同じように共通で出していますので、どこの学校に通っても、同じニュースが届く、という風になっています。
面談、検査、支援方針という流れも、同じような流れでやります。で、ここが大事なんですけれども、日置荘西小学校に行こうが、うちに来ようが、支援委員会と同じように対応します。面談と検査結果をきちんと文章にして、それぞれの学校にお返しをします。そして、学校でできることをやってください、ということでお願いをしています。
条件が許せば、できる限り、相手の学校の校長室へ行って、校長先生と担任の先生と保護者と、向こうの学校のコーディネーターの方を交えて、方針、分析結果の説明をさせてもらいます。

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保護者の連携

保護者も、共同して連携しています。日置荘西小学校と日置荘小学校のことばの教室に通っている保護者の方で、共同の保護者会というのを、年2回、開催をしています。一回がうちでやったら、もう一回は向こうでやるみたいにしています。
保護者の方にも、そういういろんな場、話せる場みたいなものを提供していく中で、情報交換してもらっています。いろんな話が出てきます。
ある他校のお母さんの場合は、子どものことでずっと悩んでいたそうです。で、なんでできひんのか、と思っていて、ずっと悩んできたんだけど、ことばの教室に来て、私たちの話を聞いて、この保護者会に参加して、「私だけじゃなかったんや、悩んでいるのは」と思って、すごく気が楽になった、と。で、そのお母さんは、ほとんど皆勤のように、保護者会に来ていただいています。だからそういう風に、場の提供も、とても大事なことかな、と思っています。

箇条書き:内容は本文の通り

コーディネーターとして大切にしているのは、常に発達障害の発達のポイントをきちんと把握するということをやる、そのことをきちんと伝える、ということです。そこのところがとても大事なことで、それがないと保護者の方は納得していただけないし、学校の教師もどういう風に対応していいかわからん、という風になります。
そして、やはり、保護者と子どもの側に立っていくことを大切にしていきたい、と思っています。

竹田

山田先生、ありがとうございました。保護者と学校というのは、違う立場で向かい合って、それこそ学校側が保護者との間に溝を作るということが、よくあります。しかし、山田先生の話にあるように、保護者と子どもの側に立って、発達障害の子どもさんの発達のポイントを、親にわかるようにきっちりと説明のできるコーディネーターというのは、とても大切です。
それから、その保護者が入りやすいような支援委員会というのを作っておられる。コーディネーターが親と仲良く付き合っていくことを考えた場合に、敷居を低くして親が入ってきやすい状況を作ることが、いろんな意味で、お互いのプラスになるということが、見えてきたんではないかな、と思いました。

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講師プロフィール

山田 充(やまだ みつる)

現在、堺市立日置荘小学校通級指導教室教諭。堺市特別支援教育・専門家チーム。
NHK教育テレビ「みてハッスルきいてハッスル」番組委員。
特別支援教育士スーパーバイザー。

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|4(この抄録です)|

終わり

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