「みんなで体験!ボッチャ」を足立区ギャラクシティで開催しました
公開日:2018年5月1日
「思いきり遊び、おなか一杯食べて、ぐっすりと眠る」。そんな当たり前の暮らしを願い、子どもたちの声に耳を傾けながら、大人にできることを考えるNHKの大型プロジェクト「くう ねる あそぶ こども応援宣言」。
4月28日(土)に足立区ギャラクシティで【あそぶ】をテーマにした公開収録が行われ、その関連イベントとして当事業団が障害のあるなしに関わらず楽しめる「ボッチャ」の体験ブースを設置しました。(ボッチャとは?)
昨年度の日本選手権チャンピオンの蛯沢文子選手と日本ボッチャ協会の新井大基コーチ、それに順天堂大学でトレーナーや教師を目指すボランティアの学生3人が、地域の親子のべ205人と一緒にボッチャを楽しみました。
当日は朝から楽しみに来てくださった親子や、偶然立ち寄った方々が午後1時からギャラクシティ内「ホワイトアトリエ」に集合。
ボッチャを全くやったことのない方々に新井コーチ・蛯沢選手が実演を交えて説明すると、「カーリングと似ていますね」と、すぐに飲み込めた様子。
しかし実際にボールを投げると遠くに飛んで行ってしまったり、相手のボールを逆にジャックボール(※)に近づけてしまったりと、シンプルなルールの中に難しさがあり、狙い通りに投げられると大騒ぎ!
午後2時の回では、スペシャルゲスト・尾木ママこと尾木直樹さんが参加。初めてのボッチャ体験に「あのボールにぶつけて動かせばいいんじゃない?」など同じチームになった親子と相談しながら、夢中になりました。
また、公開収録の合間に松岡修造さんも飛び入り参加!体験ブースの子どもに話しかけたり、実際に参加して「ボッチャは…心でコントロール」と名言(?)を残すも、投げたボールが目標に届かなかったりと笑いを誘い、存在感満点でした。1回10分程度の体験はハマってしまうと短く、何回も参加してお母さんに「もうダメ!」と連れられてしまう子どもも。またチャンスを逃さず、ボッチャに挑戦してみてください!
当日、体験ブースの外では足立区の福祉施設「西伊興ひまわり園」「コワン・ド・あおい」が販売会を実施。手作りのパンや、足立区特産あだち菜うどんは大人気で、一部は午前中に売り切れるなど好評でした。
公開収録の内容は、5月5日夜9時からEテレでご覧いただけます。
「くうねるあそぶ」について詳しくはこちらをごらんください
ボッチャは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目です。
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。
障害によりボールを投げることができなくても、勾配具(ランプ)を使い、自分の意思を介助者に伝えることができれば参加できます。
競技は男女の区別のないクラスに別れて行われ、個人戦と団体戦(2対2のペア戦と3対3のチーム戦)があります。
ボッチャについてさらに詳しくは、日本ボッチャ協会HPにてご覧いただけます