2008年11月23日
ひざの痛みを予防しよう! 茨城県・水戸市で公開収録
全国各地を訪ねて、健康長寿、介護予防のために家庭で手軽にできる運動や健康法などをお伝えする、教育テレビの番組『福祉ネットワーク 公開すこやか長寿』。さる11月23日(日曜日)、茨城県・水戸市の、水戸市民会館で、番組の公開収録と、ゲストによる講演会が開かれ、600人をこえるみなさんが参加されました。
第1部 公開収録「ひざの痛みを防ぐ」
公開収録の講師は、茨城県立健康プラザ管理者の大田 仁史さんです。
大田さんはまず、関節のしくみを中心に、ひざのまわりの筋肉やじん帯の役割、さらに高齢になるとなぜひざが痛むのか、そのメカニズムを説明されました。そして、ひざの痛みを予防する体操のポイントとして以下の点についてくわしく解説されました。
- ひざをよく伸ばす
- 股関節内転筋を強化しO脚を防ぐ
- ひざ関節の固定筋を強化する
- 歩幅をせまくして歩く
- スクワットはさける
- できるだけ階段はさける
- 杖をつく
続けて、そうしたポイントをふまえて具体的な体操です。大田さんは、イスに座り台の上に足をのせてひざ裏を伸ばす体操、組んだ両足に力を入れてひざ周辺の筋肉を強化する体操、ひざの間にげんこつをはさんで力を入れてひざ関節の内側の筋力を強くする体操などを次々と指導。舞台には、ゲストの毒蝮 三太夫さんに加えて地元水戸市の高齢者のみなさんも参加。会場も一体になって、和気あいあいとした中にも真剣さに満ちた収録となりました。
第2部 講演「マムシ流・こころとからだの健康法」 --毒蝮 三太夫さん--
休憩をはさんで、第2部はタレントの毒蝮 三太夫さんの講演です。
来年で40周年を迎えるラジオ番組のパーソナリティをつとめてきた毒蝮さん。自称「ジジイ、ババアの友」にして、日本老年行動科学会の特別顧問を努める毒蝮さんならではの視点から 世相にするどく斬りこみつつ愛情豊かな独特の話術で、人気をあつめてきました。講演では、いつもながらの歯に衣着せぬ毒舌で、心もからだも元気に高齢社会を生きるひけつを披露。会場は終始大きな笑いに包まれました。