維持会員のみなさま!メルマガ「ハーツ・レター」編集部です。NHKとNHK HEARTSが主催する「NHK障害福祉賞」。障害のある人やともに歩む人の体験作文を募集するこの賞は今年で56回を数え、昨日、その贈呈式がNHK放送センターで行われました。受賞者の一人、戸谷百花さんは両親の介助を受けながら車いすで列席されました。4歳の時、病気で寝たきりに。そして5年前の18歳の時に、字が書けるようになりました。受賞のあいさつで戸谷さんは「今までは、寝ているだけで何もできないと思われてきましたが、字が書けるようになり、人生が変わりました。これからは、わたしのような寝たきりの人たちが言葉を自由に話しても悪く言われない社会になってもらいたいと思います」と、伝えてくれました。戸谷さんのこれまでの壮絶な人生も、支えてきたご両親の心情も、私たちに突きつけられている重い課題も、短い言葉の中に詰まっているあいさつでした。
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