社会福祉法人 NHK厚生文化事業団 ハーツ・レター 2020.12.17号 維持会員のみなさまへ
         みなさまとの「共感」を大切に、そのタネとなる福祉情報をお届けします。
維持会員のみなさま!メルマガ「ハーツ・レター」編集部です。新型コロナの第3波を受けて打撃を受ける経済の世界ですが、「寄り添う」ことに大きなチカラが内在する福祉の世界も同様にピンチを迎えています。病院でも介護施設でも、作業所でも、これまで知恵を絞って消毒やマスク、人数制限、リモート面会など「新しい寄り添い方」を摸索してきましたが、もはや一律「とにかく寄り添うな!」の号令が聞こえ始めています。丁寧な寄り添いに対応するだけの人が割けないのでしょう。残念でなりません。医療・福祉の現場は無力感にとらわれつつ、新年を迎えるところも多くなりそうです。でも!そんな暗い気持ちになりがちな中、最新の情報を!最高の娯楽を!と年末年始も視聴者に寄り添い続ける放送現場のみなさま、それを支える業務のみなさまの努力は、きっと福祉の世界へのエールになると、感謝せずにはいられません。寒い中、ご苦労様です!どうかお風邪を召しませぬよう。
※前号で「加齢に伴う心身の変化を研究し、高齢社会における個人と社会の様々な課題を解決するための学問」としてジェロントロジー(Gerontology)をご紹介しましたが、「ジエントロジー」と誤記していました。お詫びして訂正いたします。(次号は1月14日に発行いたします。)
第55回 NHK障害福祉賞(障害のある人と支える人の体験記録)の表彰式を行いました。選考委員36年目となる作家の柳田邦男さんが、祝辞と講評を述べられました。
12月9日の表彰式は、東京・渋谷の会場と日本各地の受賞者とを結んでのリモート形式。自閉症と診断された息子の療育に励む日々をつづり最優秀賞に輝いた神奈川県の小林順子さんに、柳田邦男さんは、「情景がありありと浮かんできました。重度の障害のある子どもを育てていくことは大変だけれど、日々療育や教育を継続していくことの大切さが見事に描かれていました」と講評されました。
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NHK HEARTS × ハートネットTV コラボフォーラム「 “あがるアート”で世界を変えちゃおう!」は、1月5日(月)と6日(火)2夜連続で放送!
ライブ配信によるフォーラム「“あがるアート”で世界を変えちゃおう!」は12月6日、渋谷のNHK放送センター512スタジオで行われました。アートで人や地域をもっと元気にするアイデアを出し合い、実現に向けて動きだそうという企画が次々と提案された模様は放送用にも収録され、来年1月5日(火)6日(水)の2夜連続での放送予定です!
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トピックス
神奈川発のオンラインフォーラム「がんと生きる ~こころとからだ 私らしく~」 1/17(日)開催! >>
今回のテーマは「高齢者のがん治療を考える」。治療の幅が広がってきた半面、今のコロナ禍で誰にも相談できず孤立している人も少なくありません。誰もがなりうるこの病とどう向き合い、支援の輪を広げていくのか、最新の情報をお届けします。
パラリンピアンと小学生との交流教室を、東京都八王子市で開催しました。 >>
「交流教室 パラリンピアンがやってきた!」は、NHKと東京都障害者スポーツ協会とともに主催し、小学校・特別支援学校の子どもたちにパラリンピアンとのふれあいの場を提供するもの。東京パラでの走り高跳びで金メダルを狙う陸上の鈴木徹選手のジャンプに子どもたちは歓声を上げていました。
令和2年度「肢体不自由児・者の美術展/デジタル写真展」(主催:日本肢体不自由児協会ほか)でNHK厚生文化事業団賞が贈られました。 >>
受賞作は、栃木県 中村倫子さん(72歳)の絵画「休日」、香川県立高松養護学校小学部5年の隅田有美さんの書「ぱぷりか」。隅田さんはNHK2020応援ソング「パプリカ」が大好きとのことで、受賞に大喜びでした。表彰式の詳細は、日本肢体不自由児協会のホームページに掲載される予定です。
HEARTS & ARTS
毎号、「福祉 × アート」の作品や情報をご紹介 今回は・・・
 
アーティスト 須川まきこさん

撮影 越智貴雄
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