今回ご紹介するのは、柿沼 陽介 (かきぬま ようすけ)さんの作品です。
キュレーターは小林 瑞恵さん(社会福祉法人愛成会 理事長、アートディレクター、キュレーター)です。

キュレーターより 《小林 瑞恵さん》

柿沼 陽介  かきぬま・ようすけ
1979年生まれ 東京都在住

柿沼は東京で生まれ育ち、幼少期から自然への関心を示してきました。3歳の頃、駅に貼られた山や川、畑の風景写真に魅了され、その場を動かなくなるほど見入っていたといいます。母親から紙と色鉛筆を渡されると、太陽や山、空や海、虹など自然を題材に描き始め、一日中でも描き続けるほど夢中になりました。その後も創作の際は、画材の先端や色を確認し、自身なりの環境を整えてから取りかかります。一度描き始めると、手を止めることなく描き進め、新しい紙へと移っていきます。

描かれるモチーフは自然を中心に、家や人、生き物、文字や数字が自由に組み合わされます。一見似ているように見える絵もありますが、それぞれ異なる表現として描かれています。

 

 

また、柿沼は18歳頃から毎日絵日記を書いています。一日の場面の切り取り方や、文字と絵とのバランスに独自の面白さがあります。日記の中では、部屋の窓から見える景色が描かれることもあり、実際には商店街の通りや家並みであるにもかかわらず、想像を交えながら山や自然の風景も取り入れて描かれることがあります。


プロフィール

小林 瑞恵(こばやし・みずえ)
社会福祉法人愛成会 理事長、アートディレクター、キュレーター。アール・ブリュット関連の展覧会をフランスやイギリス、オランダ等の海外や日本国内にて数多く手がける。2004年に障害の有無、年齢などに関わらず誰でも参加できる創作活動の場 「アトリエpangaea」(東京都)を立ち上げる。近年はアートや音楽、ダンスも入れたインクルーシブなワークショップを企画、開催している。2010年から東京・中野区で毎年開催されている「NAKANO街中まるごと美術館」の立ち上げから、現在も企画・運営等に携わる。


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