第5回 本賞受賞 ( 2 0 21 年度)
高尾山登山が地域の人たちとの交流の場に
彩星の会
東京・新宿区
活動内容と受賞のポイント
活動内容
会の発足以来、20年続けてきた認知症本人と家族による定例会が、昨年来のコロナ禍により開けなくなった。こうした中、外出の機会を確保するため、一緒に高尾山に登ることを思いついた。
初めての登山は2020年3月。そのときの参加者の笑顔を励みに、毎月2回以上、昨年は合計29回、今年も7月までに10回、高尾山登山を行った。本人、家族だけでなく、地域の人なども加わって登山することもあり、参加者によって毎回登山ルートを決める。高尾山登山は若年性認知症のご本人と地域の人との交流の場となり、登った本人には自信となり、家族にとっては本人の笑顔が明日からの介護の活力となっている。
事務局| 彩星の会
活動開始年度|2001年度
主な活動地域|東京・高尾山および都内を含む近郊
活動開始年度|2001年度
主な活動地域|東京・高尾山および都内を含む近郊
受賞のポイント
認知症であってもなくても、ただ高尾山に登ることに多くの人々が遠くからも参加するようになり、自然発生的に豊かなつながりを生んでいる。まちづくり、とは名付けていないが、ここには地域福祉のあり方の全てが込められている。
類似の登山活動は全国にあるが、そうした活動のひとつの代表として選考するものである。
ご質問・メッセージ
団体へのご質問があれば、メッセージをお寄せください! 仲間どうしを結び付けたり、お悩みのヒントが見つかるに手助けしたり、日本中が「認知症バリアフリーなまち」になるよう、お手伝いします!