認知症とともに生きるまち大賞

本賞

練り歩き隊が八王子を行く!

認知症の人が仲間といっしょにまちを変える、明日を創る

東京・八王子市

活動内容と受賞のポイント

活動内容

認知症を生きる人たちが「練り歩き隊」となって、地域の図書館と大型スーパー内を練り歩き、実際に自分たちの視点で、読みたい本を探したり、買い物をしたりする。その中で、案内板やトイレの表示など分かりづらいところはないか意見を出す。図書館やスーパー側ではその意見に耳を傾け、可能な限り修正を行うことで、誰もが使いやすい図書館やスーパーへと進化していく。それが誰もが暮らしやすいまちづくりへの一歩となる。

活動開始年度|2021年度
主な活動地域|東京・八王子市

受賞のポイント

認知症の人を中心に置いて、成果が誰にも見える形のユニークなまちづくりとして、優れている。図書館は地域の公共資源であり、スーパーは地域に欠かせない暮らしの提供者である。この練り歩きを受け入れた時点で、図書館とスーパーには、地域の共生社会の一員であることの確かな自覚が生まれているのであろう。これ自体が大きく心強い変化である。練り歩きの成果は、そのまま「認知症とともに生きるまちづくり」であると同時に、その背後で認知症当事者と企業、公共施設のそれぞれに「ともに生きる」という共通の思いが生まれていること。今後は、金融機関や一般企業なども練り歩き、認知症バリアフリー社会への変化が地域社会全体で共有されることを期待したい

番組での紹介

この活動はNHKの福祉番組「ハートネットTV」で紹介されました。

2024年2月19日放送:認知症バリアフリーのまち大集合!2024


ご質問・メッセージ

団体へのご質問があれば、メッセージをお寄せください! 仲間どうしを結び付けたり、お悩みのヒントが見つかるに手助けしたり、日本中が「認知症バリアフリーなまち」になるよう、お手伝いします!

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