認知症とともに生きるまち大賞

第5回 本賞受賞 ( 2 0 21 年度)

地域の力でよみがえった畑

ヒロさんの畑 認知症があっても我らアクティブシニア

茨城・ひたちなか市

 

活動内容と受賞のポイント

活動内容

余命宣告を受けた高齢のヒロさん。ケアマネージャーは畑の管理を闘病生活の励みにしてもらおうと、地域の人たちの力を借りるために声をかける。活動の輪は徐々に広がり、認知症のある人やアクティブシニア、地域の子どもたちなど、多様なつながりが生まれた。ヒロさんは亡くなったが、メンバーの要望で、場所を移して続けることになった。
「ヒロさんの畑」でできた野菜は、子ども食堂への寄付や、販売などで地域に還元されるとともに、そのメンバーによって、地域お助け隊が結成されたり、草鞋づくり教室や料理教室が生まれるなど、地域の活躍の場として今も進化をつづけている。

事務局| 社会福祉法人北養会 介護老人福祉施設北勝園
活動開始年度|2018年度
主な活動地域|茨城・ひたちなか市

受賞のポイント

地域がもともと持っている福祉力がよみがえることになった活動である。ひとりの人の遺志を誰もが自分のことと引き受けて、地域福祉の核を協働して作り上げた。誰かにやってもらうことではなく、自分ごととしての地域の再生の姿として手作りの温もりがある。

ご質問・メッセージ

団体へのご質問があれば、メッセージをお寄せください! 仲間どうしを結び付けたり、お悩みのヒントが見つかるに手助けしたり、日本中が「認知症バリアフリーなまち」になるよう、お手伝いします!

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