認知症とともに生きるまち大賞

第2回 本賞受賞 (2018 年度)

本人も、地域も、子供も育つ ~多世代で創る地域~

育育広場~南かざし団地チーム志度谷~

香川 ・ 綾川町

 

活動内容と受賞のポイント

活動内容

「仲間がほしい。できる仕事がしたい」という一人の認知症の男性の声を発端に始まった活動。男性が暮らす団地では高齢化が進み、住み慣れた地域で生きがいを持って楽しく暮らせることは、地域の人たちの共通の願いであり、廃園した子育て支援施設の一角を活かして、本人と家族、地域の中高年の男女が週1回集る場がスタート。名付けて「育育広場」。認知症当事者も、地域の人たちも、子供も共に『育つ』という思いが込められている。本人が得意なことを中心に話し合い、木工品作りや野菜栽培を続けている。作った木製の柵を、これまでに7か所の保育園に寄付して喜ばれ、子供たちや若い世代との自然で楽しい交流が続いている。活動を共にする中高年男性の妻たちからも夫が外出して生き生きすると好評だという。

活動開始年度|2017年度
主な活動地域|香川・綾川町

受賞のポイント

本人と家族、そして地域の人と行政職がいっしょに語り部となり、本人を起点とした多世代で共に創る地域の活動を市の内外に広げている。


ご質問・メッセージ

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