2015年度の東日本大震災復興支援部門の支援先は8団体に決まりました。
- ブラインド ドリーム(岩手県盛岡市)
- NPO法人仙台傾聴の会(宮城県仙台市)
- NPO法人DoTankみやぎ地域政策研究行動会議(宮城県石巻市)
- NPO法人ミューズの夢(宮城県仙台市)
- 野外ぐるりん友の会(宮城県山元町)
- NPO法人あんだんて(福島県郡山市)
- NPO法人かたつむり(福島県三春町)
- NPO法人フェローズ・ウィル(東京都港区)
ブラインド ドリーム
- 活動地域: 岩手県盛岡市
- 主な活動内容と「わかば基金」の使途:
震災後から行政の支援がなかなか行き届かない中途視覚障害の当事者に、就労や生活支援の情報提供を行っている。支援金で音声付き拡大読書機やプレストークなどの支援機器をそろえ、当事者に支援機器を体験できる機会を提供し、自立や生活の質の向上につなげていく。
NPO法人仙台傾聴の会
- 活動地域: 宮城県仙台市
- 主な活動内容と「わかば基金」の使途:
対面や電話での傾聴活動を行っている。震災後は仮設住宅での傾聴に加え、男性茶話会を開き、閉じこもりがちな独居の男性高齢者のつながり作りにも取り組んでいる。支援金で被災者への傾聴活動の記録をまとめた冊子を制作し、被災者の心の変化や復興の検証、今後の支援活動に役立てていく。
NPO法人DoTankみやぎ地域政策研究行動会議
- 活動地域: 宮城県石巻市
- 主な活動内容と「わかば基金」の使途:
震災後から、高齢者や障害のある人などを対象にした電話相談や仮設住宅での傾聴活動、見守り、相談活動などを展開している。仮設住宅や災害公営住宅に暮らす人々に傾聴カウンセラーとなってもらう養成講座を開くための機材を支援金でそろえ、居住者同士が支え合えるシステムを構築していく。
NPO法人ミューズの夢
- 活動地域: 宮城県仙台市
- 主な活動内容と「わかば基金」の使途:
障害のある子どもや大人たちに音楽や芸術を楽しんでもらう教室を運営している。支援金でミュージックキャンプを実施し、様々な人々が一緒になって音楽や芸術活動を楽しみ、震災で受けた心の傷を少しでも癒やせるような機会とする。
NPO野外ぐるりん友の会
- 活動地域: 宮城県山元町
- 主な活動内容と「わかば基金」の使途:
地元農家の衣食住の伝統文化を、まつりや催し物などを通じて次世代に継承する活動を展開している。支援金でぶどうやトマトを育てられるビニールハウスを設置して、地域住民が集えるサロンとしても活用する。
NPO法人あんだんて
- 活動地域: 福島県郡山市
- 主な活動内容と「わかば基金」の使途:
震災後から避難してきた障害のある子どもたちを受け入れるための放課後等デイサービスを運営している。支援金で冷蔵庫やエアコンなどを整備して事業所内の環境を改善し、原発事故の影響で外で遊べなくなった子どもたちに少しでも快適に遊べる空間を提供する。
NPO法人かたつむり
- 活動地域: 福島県三春町
- 主な活動内容と「わかば基金」の使途:
障害のある人たちが軽作業に取り組んだり、かりんとうやクッキーなどを製造・販売する作業所を運営している。原発事故の影響でなくなってしまった軽作業の代わりに、支援金で新商品「焼きかりんとう」を製造・販売するための機材をそろえて工賃アップを目指す。
NPO法人フェローズ・ウィル
- 活動地域: 東京都港区
- 主な活動内容と「わかば基金」の使途:
震災後から、宮城・南三陸町を中心に被災地とボランティアをつなぐコーディネートや被災者の健康相談などに取り組んでいる。被災地では健康相談の要望が高く、支援金で血圧計や体重計などの健康管理機器をそろえ多くの要望に応えながら、活動地域も広げて健康維持に貢献していく。